一般社団法人ハンズハンズ

こんにちは、スタッフ山田です。

今日の午前中、スタッフが岐阜県立岐阜盲学校さんへ見学に行きました。

岐阜市民会館やぎふメディアコスモス(市立図書館)の近くです。

いただいたパンフレットの学校沿革によると、

明治27年、神田町に創設した後、校名改称や県立移管などを経て、

平成15年、北野町に移転し現在の校舎になったそうです。また、平成26年には創立120周年式典をされたそうです。

校舎は3階建てで、ここに小学部・中学部・高等部の児童生徒さんが『敬神愛人』の校訓のもと学んでみえます。


文字の拡大された教科書や点字教科書、音声を使ったもの等、一人ひとりに合った教材教具を使って学習するほか、

見学に行った今日は、小学部では夏まつりのお店屋さんをしており、「いらっしゃいませ~!」という元気な声が廊下に響いていました。


今回は高等部の作業学習の様子を中心に見学してきました。

さおり織、ミシン、紙すきなどを週3回ほど行っているそうです。今日は紙すきを行っていました。

牛乳パックのラミネートをはがしてとれた中の古紙を細かくちぎり、ミキサーにかけ、紙すきをします。

細かくちぎったほうがミキサーを傷めないということで、どの生徒さんも細かくちぎろうと熱心に取り組んでいました。

驚いたのが、ちぎった古紙をプラコップに10グラム入れるという場面で、手の感覚でおおよその重さを感じて取り分けることができたことです。自分がよしと思ったところで、音声はかりに乗せると「9グラム」と知らせてくれました。もうちょっとかなと古紙をたすと「10グラム」と知らせてくれました。日頃の作業の積み重ねの成果ですね。

実際の作業の様子を拝見するとともに、今後、実習や見学を受け入れる上で、安心できる声のかけ方、場所を案内する際の適切な方法、安全に作業を行うための配慮など具体的な支援方法を教えていただきました。ありがとうございました。


最後に、さおり織とミシンの作業で制作したポーチと袋を見せていただきました。

色とりどりの作品!縫製もしっかりされていました。

「秋の学校祭で販売するため」と作業の目的をもって、協力して取り組まれている姿が印象的でした。


平成28年8月1日(月)9:30~13:00には、オープンキャンパスがあるそうです。

「見えない見えにくい世界を体験しよう!!」ということで、さわるアート、おしゃべりパソコンなど体験参加型のプログラムも行われます。

関心のある方は、岐阜盲学校さんのホームページをご覧ください。

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