クッキング「コンソメスープ」 未来育デイ
夜に降った雪で
一面が真っ白になった朝。
連日の氷点下で道路も凍結してしまいました。
子どもたちが下校する時間には、陽の光で路面も落ち着き、ほっとしました。
今日のクッキングは、野菜たっぷりのコンソメスープを作りました。
白菜、たまねぎ、にんじん、えのき、コーンとそれぞれ担当を決めて、食べやすい大きさに切って
大きな鍋に、1600mlの水と大さじ5杯のコンソメを入れて一緒に煮込みました。
さらに、栄養もアップさせるために溶き卵を加えました。
完成して湯気がもくもく湧き上がる大鍋をテーブルに運ぶと、「わあ~!」と歓声があがりました。
熱さに気を配って、一人ずつ自分の分を取り分けて食べました。
誰がいただきますのあいさつをするのかで3人の立候補者がいました。始めは3人とも自分がやりたい気持ちが強く折り合いがつきませんでした。そばでうなずきながら職員が見守っていると、6年生の子が「〇〇さんがいただきますで、〇〇さんがごちそうさまをしたら?」と意見を言って譲ってくれました。残った2人のうち学年が上の子が「小さい子が先にやっていいよ。私がごちそうさまをするから。」とこちらも譲ってくれました。みんなが「やりたいー!!」と言って話し合ううちにスープが冷めるのを待とうかと思っていたのですが、3人の子どもたちが自分の思いを相手に寄せて、話し合うことによって円満に、そして、スープがアツアツのうちに決まりました。「自分たちで上手に決めたね」と声をかけました。こんな行事の一コマに、学校や家庭、未来育デイでの日々の積み重ねによって、子どもたちが心身ともに成長しているなあと感じることができるのも私たちの喜びです。
そして、「いただきます」。
ちょうどよい塩加減で、野菜の甘みを感じることができました。卵もふんわりしていておいしかったです。
あったかくておいしいスープは好評で、どの子もおかわりをして食べました。
今回はえのきが苦手という子が数名いましたが、スープにすると食べられたことも発見でした。
まだまだ寒い日が続きそうです。作り方を覚えた子どもたちと一緒に、ご家庭でもいろいろな具材を使ってマイコンソメスープをぜひ作ってみてください。(山田)